我が家は寝る前に子どもに絵本を読みます。読むときは寝る準備をばっちりにして、一緒に布団にごろりと寝ころんで読むわけです。
今日おすすめしたい絵本はこちら。
ゴロリともりのレストラン
作・絵: かとう まふみ
出版社: 岩崎書店
知ってる人は知っているゴロリ。
くいしんぼうカエルのゴロリは森の奥でレストランを見つけます。そこに入ってみると、だれもいませんが、おいしそうな料理がつぎつぎと出てきます。ゴロリは喜んで食べますが、食べても食べても料理がどんどん出てくる。食べても食べてもどんどんどんどん、、食べても食べてもどんどんどんどん、、、、、ゴロリはどうなるでしょう?
おすすめする理由は、本全体に漂う不気味さと、大人もなぜか気になって定期的に読みたくなる中毒性。
他の方のレビューを見ても、「ゴロリ 怖い」と出てきます。
そう、怖い絵本ではないはずなのに、なんとなく不気味で怖い感じがあるんです。そこがまたいい。
しかも終わりかたも不思議な感じで、すっきりしません。そこがまたいい。
読み終わったあとに、妻と子どもとの考察タイムが盛り上がりました。
「なんか森の虫たちみんなゴロリみてニヤニヤしてない!?」
「あのカタツムリが黒幕か!?」
いろいろな考察ができて大人も楽しめます。
うちの子どもにはこのなんとも言えない不気味さは分からないらしく、怖がることなく純粋に楽しめていました。
ちなみに、かとうまふみさんの他の絵本にも、たまにゴロリが出てきます。
「あ、ゴロリだ!」
見つけたときは子どもは大喜び。大人はあの不気味さをまた思い出し、そしてなぜかまた読みたくなるという、、、
むしろ大人に読んでほしい一冊です。ぜひ読んでいろいろ考察してみてはいかがでしょうか。
以上、ゴロリの紹介でした。
あなたもゴロリの虜になりませんか?